こんにちは。 先日26歳の誕生日を迎えたわけですが、 その前後の会社の状況や私個人の心情について書きたいと思います。

ベトナムに初めて来た2年前、2年後はもう少し成功している予定だったのですが、まだまだ頑張りが足りないようです。

昨年は誕生日に予定も入らなさそうだったので、日本に帰国することにしていました。 飛行機は夜だったのですが、昼には同じ建物内のIT会社のPhi社長とそのスタッフがケーキなりプレゼントを買ってきて祝ってくれました。
暖かいぞベトナム。
やさぐれ帰国をしようとしていたのが恥ずかしい。

一方、今年は社内で飯でも食いに行って自分で全部代金を払って(それがベトナム流)おしまいというプラン。奇遇にも同じ5月29日生まれのスタッフがいたので、いつもの誕生会よりもちょっと盛大に行っちゃおうというつもりでしたが、気持ちがイマイチ乗ってこない。

それは仕事に問題があったから。
今年に入って本格的にオフショア開発を始め、仕事は順調に入って来てはいたのですが、受けた案件がなかなか終わりません。
詳しくは前回書いた「ベトナムでのオフショア開発」の通りなのですが、ベトナム人社員のマネジメントについていろいろストレスが溜まってきておりました。

発端は私のグアム渡航。
いとこの結婚式に参列するため、戦線を離脱し、2日ほど社を空けたときのこと。
パソコンを持っていくし、ネット環境があれば社を離れていても支障はなさそうだと考えていましたが、支障がありました。

まず、進捗状況がわからない。
各人、聞かなければ状況を報告してくれないので、私がオンラインにいない間に就業時間が終わればそのままみな帰ってしまいます。

次に、作業効率が落ちている。
社内唯一の目付け役である私がいなくなったとあって、社内は緊張感は著しく低下していたと思われます。
私がいるときですら、仕事中におしゃべりが始まったり、ランチタイムの昼寝から起きてこなかったりしているので、不在とあればやりたい放題でしょう。
それでも大部分の時間は仕事に臨んでくれているはずですが、問題が発生した場合に聞く人がいないと作業がとまってしまいます。

普段も進捗を尋ねると、”こんな問題が発生した” と事後的な報告を受けることが多いので、いないと問題が起きた時点でジ・エンド。

もともと仕事の効率化や自ら考えて仕事をするという意識の乏しい人が多いベトナム人をどうマネジメントするか?
わかってはいましたが、帰ってきたときの進捗の悪さに直面して改めて実感しました。

「みなが効率的に働ける仕組みを作らなければ。」

そう考えてたどりついたのが日報による管理。
このプロジェクトについては長くなるので後日詳述しますが、日報によって日々のタスクや中期的な仕事の管理、問題点の共有などを進めていこうという作戦です。

その他にもタスク管理表を作ったり、進捗をこまめに確認してみたり、朝できる作業量を聞き、夕方その結果を聞いたりと色々試していますが、ストレスは日々堆積されていきます。

日報が送られてこない。
修正したといっていた部分が直っていない。
全然作業が進んでいない。
報告なしに帰ってる。

などなど。
今まで甘い管理をしていた自分が悪いのですが、精神衛生的には健康で文化的とは言い難い状況になりつつあります。

と、そんな状態で迎えたお誕生日。
この日は、帰国していた日本から戻って来た翌日。
帰りの飛行機で体調を崩し、熱が出た状態で帰ってきた翌日でした。

風邪は帰りの飛行機での睡眠とEVE(イブ)が効いて快方に向かっており、朝出社して仕事の進捗状況を確認し、絵画の発送準備を超特急で済ませました。

前の事務所に清掃のチェックに行かねばならなかったからです。
5月の1週半ばに引っ越したのですが、清掃業者に頼むのが遅れていてこんな時期になってしまいました。

久々に前の事務所の皆様にあいさつし、清掃業者の働きっぷりをチェックするため、午前10時に前の事務所に行く予定にしていました。

ところがやることが多く、清掃業者には前の事務所の事務員さんにお願いして作業を始めておいてもらおうという気になっていました。

それを秘書(総務)のホンさんがせかすせかす。
清掃チェックより大事なことがあるんや!と言っても不満そうなホンさん。

ホンさんのプレッシャーの中やることを済ませえて10時過ぎに前の事務所に向かう。
到着。

しかし、清掃業者は来ていない。
電話すると1時間ほど遅れるという。

ベトナムではさほど珍しいことではないのですが、
私を急かし続けたホンさんには腹が立って仕方がありません。

悪びれなさそうにしているのがまた怒りの中枢を刺激するのですが、
それでも前の事務所のスタッフと話をして気持ちを落ち着かせていると、
ホンさんが空き時間で買い物に出かけようという。

どこに行きたいのか聞いても住所を言うだけで目的を教えてくれません。
しきりに「いいところ」というので誕生日プレゼントかケーキでも買いに行くのかと思っていたところ、案の定紳士服屋に到着。

ワイシャツを選べということになりました。
時間が惜しいのですが、親切な気持ちを無下にするのも悪いのでしぶしぶワイシャツを選びます。

値段は1枚40万ドンとそこそこ高い。
私がベトナムで買ったワイシャツは1枚5万ドンだったのを鑑みるとなかなかの高級品です。

案の定の展開に上機嫌とはいえない様子でシャツを選び試着するわたくし。
会計の際に自分で払うと申し訳程度に申し出ましたが、却下され、
誕生日プレゼントをゲッツしました。

仕事中にプレゼントを選ばされて買ってもらったのは初めて。
センキューとものすごい小さい声で言ったのを記憶しています。

そしてこちらのプレゼント、社員みなからのプレゼントだと思いきや、
ホンさんからの個人プレゼントだということが後に発覚しました。

彼女の給料は月500万ドン。
40万ドンのプレゼントは20万円の月給の人の感覚では2万円程度でしょうか。

今となっては憎たらしかった当時のホンさんも愛らしく感じ、
不機嫌そうにしていたのが申し訳なくなりました。

さてさて。
前の事務所に戻るとちょうど清掃業者が到着。
終了まで4時間かかるというので、とても見届けられないと思い、
事務員さんに仕上がりチェックと支払いをお願いして帰ってきました。

自社に戻ったあとは残りの仕事に忙殺され、
来客者もあったので外出したりしていると、
あっという間に夕方に。

いつの間にかホンさんがケーキを買ってきており、
私が自分でそれを持って近くの飲み屋に。

この日はなんだかんだで朝から何も食べていませんでしたが、
冒頭からビールを飲まされる飲まされる。

氷で薄める作戦が奏功し、
頭が痛くならない程度のほろ酔い気分で
飲み会偏差値だけは高いメンバーと飲んでいると、
気持ちも晴れてきて仕事のことは忘れてはしゃぎました。

そんな中、もう一人誕生日だったホアが「Youと一緒に働けてうれしい」と言ってくれたのがこの日一番うれしかった瞬間でした。

気分屋でイライラすることもあり、プログラムの修正が発生するたびに衝突することも多かったホアの意外な言葉に「ミートゥー」と答えるのが精一杯でした。

翌日からはまたストレスの堆積が始ったわけですが、
根底に信頼感があるのとないのとでは気持ちが少し違ってきます。

なんだかんだありましたが、
現在いるメンバーでいいチームを作りたい、
今はそんな気持ちです。

誕生日の直前に色々あったおかげか
26歳になったとたん心情的にも大きな変化が生じ、
やる気に満ち満ちている今現在。

この一年はいい年にするばい。

完全に長文駄文になりましたが、
今回はこの辺で失礼。

かしこ。

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 【宴もたけなわな頃の写真,床が汚い・・】

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 【同じ誕生日だったHoa】

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